新しく始まるつみたてNISAとは?20年間キャピタルゲインが非課税になる!

・まだ投資を始めてない人に朗報!2018年1月よりつみたてNISAが導入!
NISAといえば、英国のISAの日本版の制度のことで、その主な魅力といえば株式や投資信託といった投資から得られる利益を非課税にすることが出来る点です。NISAそのものは2014年1月からスタートした制度で、それをキッカケに多くの投資家がNISA口座を活用することで、非課税の恩恵を受けてきたことでしょう。

 

NISAには投資によって得られた利益が非課税になるというメリットこそありますが、その一方で非課税枠に上限があったり、5年間までしか非課税にならないなど、様々な制約が付きものでした。

 

今回、従来とは異なる「つみたてNISA」という制度が始まるのですが、一体どのような特徴があるのでしょう?

 

つみたてNISAの特徴とは?非課税の期間が従来の4倍になる!

「つみたてNISA」とは若年層の投資活動の促進を目的に創られた制度のことで、2018年1月より導入される予定です。

 

NISA同様、「つみたてNISA」の口座で投資活動をすると、そこから生じるキャピタルゲインは非課税となりますので、投資による利益を丸々自分のものにすることが可能となります。

 

そして、その最大の特徴というと、つみたてNISAの非課税となる期間が従来の4倍である20年にも及ぶという点でしょう。

 

仮に20歳の若年層の投資家がつみたてNISAを始めると、少なくとも40歳になるまでは非課税で投資が出来るという計算になります。40歳からつみたてNISAを始めても、60歳まで非課税となります。従来とは異なり、非常に長期にわたって非課税の投資ができる、それがつみたてNISAの最大の特徴でしょう。

 

つみたてNISAと現行のNISAの違いは?非課税投資枠と期間で比較!

・つみたてNISAとの違いは?期間が4倍になる代わりに非課税枠は3分の1!
従来のNISAの特徴といえば、非課税投資枠が毎年120万円までで、期間は5年間まででした。その一方で、「つみたてNISA」の場合、期間が20年という、従来のNISAの4倍以上の長さとなります。

 

期間が延びる分、長期にわたってキャピタルゲインが非課税になるという恩恵を投資家は受けることが出来ます。ただし、非課税枠が従来の3分の1の40万円まで縮小されるため、高額の投資となると課税の対象となります。

 

一年間で40万円までの利益しか非課税にならないとネガティブに考えるべきか、それとも40万円も非課税にできるとポジティブに考えるかは投資家次第となりますが、まだ投資を始めたばかりの初心者や、所得や貯金が少ない人にはメリットの多い制度でしょう。

 

つみたてNISAの具体的な特徴とは?メリットは期間が延びること!

非課税対象は長期の投資を前提としている商品

つみたてNISAの非課税対象となる商品は、国が定めている基準を満たした投資信託に限定されています。

 

NISAの場合、国内株式や海外株式、投資信託と対象が広かったのですが、つみたてNISAとなると投資できる対象が少なくなってしまう恐れがあります。

 

国が定める基準とは、毎月分配型ではない事、そして信託期間が20年以上の商品となります。長期投資を前提としている商品が対象となります。

 

 

非課税投資枠は従来の3分の1!年間で40万円まで非課税になる!

つみたてNISAの非課税枠は年間で40万円で、従来の3分の1となります。1年間で40万円までとなりますので、非課税枠の範囲内におさめようとすると、高額の投資は難しいでしょう。コツコツと少額の投資をすることになります。毎月数万円ずつ、貯金をするような感覚で積立ていくと、将来的には大きな資産を形成できるかもしれません。

 

期間は20年間!従来の4倍まで非課税の期間が延びる!

つみたてNISAの最大のメリットは、非課税の期間が20年まで延びるという点でしょう。従来のNISAの非課税の期間が5年間であったのに対し、つみたてNISAは20年間という長期にわたります。

 

20年間というと、期間が非常に長いため、運用に成功すると思わぬ利益を獲得することが出来るかもしれません。

 

投資総額は最大で800万円!従来より200万円多い!

つみたてNISAの年間の非課税枠は40万円と少額なのですが、期間が20年と長いため、投資総額は最大で800万円となります。NISAの投資総額が最大で600万円であることを考えると、つみたてNISAの方が200万円多くなるということです。

 

 

 

制度継続期間は2018年1月から2037年12月まで

つみたてNISAの投資可能な期間は2018年1月から始まり、2037年12月までとされています。従来のNISAの制度継続期間が2014年1月1日から2023年12月末までであることを考えると、継続期間は非常に長いです。

 

ただ、運用期間も長期に及ぶことを考えると、早めに始めておいても損はないでしょう。

 

つみたてNISAの投資対象は少ない?国の基準をクリアできた商品のみ

NISAというと、従来であれば国内株式から海外株式、そして投資信託など投資対象の幅が広かったのですが、つみたてNISAの場合、投資対象の数が絞られます。

 

つみたてNISAの投資対象商品とは?NISAより要件が厳しい!

基本的に、国が定めた基準を満たしている商品が対象となり、現時点においてもその数は非常に少ないです。

 

対象となる商品は長期の分散投資に適している商品である事に加え、自動的に購入できる積立投資となります。

 

対象となる商品が増えるかどうかは、今後の金融庁の決定次第でしょう。

 

なぜ数が絞られるのか?初心者をリスクから保護するため?

NISAと比較すると、つみたてNISAは投資できる対象が非常に少なく、絞られています。その理由とは、投資初心者でも理解できるようにするため、そしてリスクの少ない投資信託に限定するためだと言われています。

 

要するに、初心者投資家が安定して資産を形成できるようにするために、対象を絞っているとのことです。

 

ただ、現在のところ、要件をクリアしている対象が少なすぎるという声も上がっているため、今後の対応次第では増える可能性もあるでしょう。

 

つみたてNISAのメリットとは?コツコツと長期投資する人にオススメ!

・投資による利益が20年間にわたって非課税になる!
つみたてNISAのメリットといえば、やはり20年間という長期に及ぶ非課税期間でしょう。

 

誰しも将来に対してお金に関する不安を抱えているものです。老後に備え、投資をしたいと思う人も多くいる事でしょう。しかし、いくら投資をしたいと思ったところで、まだ投資に回せる資金がそれほどない段階で投資をしても、大きな利益は得られないでしょう。にも関わらず、少額の投資で毎回税金が発生されたのでは面倒に思うでしょうし、なにより憂鬱です。

 

それならば、ある程度の資産が形成されるまでは貯金で構わないという人も増えてしまうでしょう。

 

その点、つみたてNISAであれば、月々3万円程度の少額の資金をコツコツ貯金するような感覚で投資できます。なにより、税金に関してあれこれと思い悩む必要なく投資を始められます。期間が長期に及ぶだけに、長期投資ならではの利益も得られやすいでしょう。

 

 

・長期にわたる投資で複利効果を生みやすい!
投資で利益を得ると、本来であれば20%ほどの税金がかかります。仮に40万円の利益を得たとしても、8万円は税金として課税されるでしょう。

 

しかし、つみたてNISAであれば年間で40万円までは非課税となります。それだけに、普通の投資に比べて複利運用による効果が得やすいというメリットがあります。

 

仮に年間で5%の成長が見込める投資信託に運用を任せた場合、複利運用をすることで15年もすれば元本を2倍にすることも可能でしょう。この時、もしも運用益が課税対象だった場合、元本を倍にするにはもう少し時間がかかってしまいます。しかし、つみたてNISAであれば普通に長期投資をするよりも早くに資産を形成できます。

 

 

・初心者ほどオススメ?対象商品が少ないので迷わない!
投資の世界にはリスクが付きものです。いくら大企業の株といえど、時と場合によっては大幅に下落し、さらには倒産することもあるでしょう。

 

それだけに、長期投資をするのであれば、できるだけリスクが低い対象を選んだ方が良いのですが、何を選べばリスクを最小限に抑えられるのでしょう?

 

経験豊富な長期投資家であれば、それほど思い悩むことなく安定した対象を選べるでしょう。しかし、初心者ともなるとそうはいきません。

 

その点、つみたてNISAの対象商品は国の基準をクリアしているものに限定されているだけに、どれを選んでも失敗する危険は少ないでしょう。もちろん、いくら安全そうに見えたからといって、絶対にリスクがないとは限りませんが、初心者が闇雲に選択するよりかは安全です。

 

投資に興味はあるけれど、できるだけ安全に投資したいという人にも「つみたてNISA」はオススメです。

 

 

つみたてNISAのデメリット!損益が発生した場合に注意が必要!

対象商品が少なすぎる!株式の投資は今のところ出来ない!

つみたてNISAには、対象商品が少なすぎて、リターンの大きい投資が出来ないといったデメリットがあります。投資家を保護するためなのか、対象商品は国の基準をクリアしたインデックス投信やETFなどに限られます。これらの商品は低コストなため、必ずしもメリットがないというわけではないのですが、やはり利回りが大きい個別の株式へ投資が出来ないというのは、投資家からすると嫌なデメリットとなるでしょう。

 

あくまでつみたてNISAはまだ投資をしたことがないような初心者や未経験者向けの制度となります。既に投資経験のある人や、資産形成に成功した人には不向きな制度です。

 

つみたてNISAで損失が発生しても損益通算はできない!

もしもつみたてNISAの口座を通じて投資をし、損失が発生した場合、損益通算ができないというデメリットがあります。

 

例えばつみたてNISAで100万円の損失を出し、別の投資用の口座で100万円の利益が出た場合、NISAの100万円の損失は計上されず、100万円の利益に対して課税が行われます。

 

さらに、つみたてNISAだと売買損失の繰り越しができないため、つみたてNISAで損失を出すとかなり手痛いダメージを負います。

 

つみたてNISAの終了時期に注意が必要!タイミングを逃すと課税される!

つみたてNISAは永久に続く制度というわけではありません。いずれは終了します。今のところ、終了時期は2037年12月とされています。

 

この時期を過ぎてしまうと、たとえ40万円以下の利益だとしても課税の対象となるため、注意しましょう。

 

仮定の話になりますが、例えば投資を始めた当初は40万円の資産だったにも関わらず、その後に下落し、10万円まで落ち込んだとします。そして、つみたてNISAが終了した後に資産が増え、30万円まで上がると、投資による利益が20万円になるのですが、既につみたてNISAの期間が終了しているため、この20万円は課税の対象となります。

 

つみたてNISAは資産が増えれば問題ないのですが、資産が減った時に受ける被害が意外と大きいというデメリットがあるので注意しましょう。

 

つみたてNISAが少額から投資したい初心者向けの制度

来年から始まるつみたてNISAですが、その対象となるのはあくまでまだ投資をしたことがない初心者でしょう。もちろん、投資経験が豊富な玄人であってもつみたてNISAを始め、将来に備えて資産を形成しても良いのですが、長い時間をかけている割にはそれほど大きな利益は得られないため、経験豊富な投資家からすると不満があるかもしれません。

 

もっとも、定期預金でお金を増やすことに比べれば、多少のリスクこそあれ、つみたてNISAの方が大きなリターンは見込めるでしょう。ただし、いくら対象商品が規制されているとはいえ、絶対に元本割れしないという保障はありません。いきなり全財産を投資するような無茶な行動は避けた方が賢明でしょう。

 

つみたてNISAはまさに、月々3万円程度の少額投資をしたいという人向けの制度です。それも可能な限り、リスクを避けて、安全に取引をしたいという人にほどオススメでしょう。NISAと比べると非課税枠が狭くなりますが、期間が20年にも及ぶため、将来に備えて今のうちに資産を蓄えておきたいという人にはまさにうってつけの制度でしょう。


このページの先頭へ戻る